「愛しの座敷わらし」 荻原浩
ほっこりする話で面白いです。
朝日新聞の連載で映画にもなったそうです。
お父さんの転勤で、古民家に強引に引っ越した家族のお話。
バラバラだった家族が1つにまとまるお話です。
ジョニ夫が、「どう?その本おもしろい?」
私 「うーん。お父さん転勤で、勝手に古民家に住むこと決めちゃって、そこに座敷わらしが出てくるんだけど。嫁や家族の気持ち考えると、古民家だよ・・・読んでるのが辛い・・・同情しちゃう」
と答えたら・・
「え?面白そうじゃん。オイラ読む!」と本を奪われ、ジョニ夫はケラケラ笑いながら、最近ではないスピードで読み終わりました・・・
私は古民家(実家)が嫌いで、狭い賃貸アパートに住んでるのに・・・
でもここは、お話の世界・・・
ぼっとんトイレだろうが、幽霊のような座敷わらしが出ようが、いつのまにか、なじんでしまい、家族がどんどん丸くまとまっていくのです。
この座敷わらしば、子供の気持ちを持っている人にしか見えなくて、同じ時に全員が見えるわけではないのです。
読んでると可愛くて、私も逢いたくなります。
あ!
そうだ、うちのアパートにも座敷わらしがいるんですよ。
私は見たことないけど。
ほぼ毎晩、真夜中に、冷蔵庫荒らしたり、ジャンクなお菓子大量に食べ散らかし、お酒も飲むようです。
朝は残骸がたくさん残っているので、片付けます。
特に、悪さするわけじゃないし。
守宮(やもり)の妖精ってことにしておきましょう。