Jonny and Julia's Home

ダイビング・日常のこと・変な生物のこと綴ってます・・

【藻場で踊るワレカラ教室】の講座内容

青木先生の紹介

もともと絵本が好き
何か発信したくて9年前(2010年)に、出版社に持ち込んだ。
駄目だしくらったが、その後、1000部が数カ月で完売。

30年間、ワレカラを大学から勉強
ヨコエビよりワレカラが可愛い
最近は海藻にもはまり1日海藻の話ができるくらい。

千葉の九十九里浜で海の生物と出会う
大学時代、北海道から沖縄まで潜ってめぐる
チョウチョウウオにはまり、カニにはまる
武田正倫さんに影響うける

イメージ 1


ん?

先生

イメージ 2


2つ並んじゃってます・・・ 



イメージ 3




イメージ 4




イメージ 5

成長すると変態する昆虫と甲殻類は、海と陸は「逆」というお話

甲殻類は小さい時は、ぷかぷか水面近くを浮いていて、大人になると地に着く。
昆虫は小さい時は、地について、大人になると飛ぶ。


イメージ 6

変態しない昆虫 バッタ

バッタちっくな、甲殻類が 「フクロエビ類」

袋 = 育房(いくぼう)

お腹の袋から大人と同じ形をした子供が出てくる!




甲殻類でもフクロエビ類は、子供の頃は、水面ぷかぷかしない
クーマかっこいい
砂の中にいるので篩(ふるい)で採集
雄が泳ぐ

イメージ 7



哺乳類は新種が出ると新聞記事になるが、ダニとか小さいものは記事にならない・・・
(納得がいかない青木先生 



イメージ 8

鰓(エラ)は、新しい海水がバンバン来ないとぼろっと取れる。


えらく小さいな!
えらいことになった!(ダジャレ) 


昆虫の足と我からは同じ 6本(3対) 
触角のヒゲはプランクトン食べるため


イメージ 9

広辞林にも ワレカラは出ている!

「渇いて体が割れる」ので、ワレカラ・・・?!



青木説では・・・

古今和歌集の「我から」 前向きな姿勢から来たのでは?
広辞林の後ろの説の方が正しいのでは?


我から!
我から!
我から! っ とワレカラの動きをまねて力説の青木先生 


イメージ 10



イメージ 11

子守と交尾前ガードは論文になっています!

1mm → 5mm   
4~5回脱皮

ワレカラ母は、子供を突き放したり、自分の所に寄せたりする。

マギワレカラは、自分の体にあまり子供を乗せない。
ヒドロ虫に住んでるものは、毛がない(スベスベワレカラ、ワレカラモドキ)


イメージ 12

メスが脱皮した柔らかい時に交尾 
つまり、チャンスが少ない! 


監禁タイプ 
メスを「くの字」にして、ずっと抱いている
足が3対だから便利
メスはご飯も食べられない


ストーカータイプ
拘束がゆるく、メスはご飯食べられる



イメージ 13


青木先生!

ここで、突然言う 


甲殻類は、いーやろー!


イメージ 14



節足動物 = 甲殻類 昆虫 クモ ・・・・



節があって、足がある 



エビ・カニ・ヤドカリ・ワレカラの共通点 


いーやーろー
5:8:6

5(頭)
8(胸)
6(腸) 節の数です。


イメージ 15


大顎・小顎1・2 → 口
大顎・小顎1・2 ・顎脚1・2・3 → 顔全体

ワレカラは腸の部分が退化
わかめちゃんのパンツ(尾節板)



イメージ 16


青木先生

呪文のように唱える

いっし、にし、おお、いっこ、にこ、が、いっこ、にこ


いっし、にし、おお、いっこ、にこ、が、いっこ、にこ

いっし、にし、おお、いっこ、にこ、が、いっこ、にこ


イメージ 17


どうやら甲殻類の足の言葉のようです・・・

いっし、にし、おお、いっこ、にこ、が、いっこ、にこ

イメージ 18


しぜわちざきて


呪文が次々と・・・

指・前・腕・長・座・基・底


この呪文を覚えると、甲殻類食べた時に、楽しめるそうです。  



イメージ 19


「底」はジョイントなので、ほとんど見えないそうです。

イメージ 20

wikiより抜粋

  • 和名の語源には諸説ある。江戸時代、ワレカラは貝の一種であるとする文献がいくつか刊行されており、「小さな貝で殻がもろい」ことから「割れ殻」あるいは「巻貝なのに蓋がない」ことから「分殻」を語源とするとされた[2]。しかし、その解釈を異説とする江戸時代の識者[3]がいたことや、現在のワレカラの特徴とよく合致する図を掲載した文書[4]の存在、現代においても方言として報告されていること[5]から、古く「ワレカラ」と呼ばれていた生物は現代の「ワレカラ」と同一であったことが伺える。従って、海藻に付着したまま水揚げされた際に外骨格が乾燥して割れることから「割れ殻(破れ殻)」と呼ばれた、という見解が定説となっている。なお、オオワレカラCaprella kroeyeriの標本を採取しヨーロッパの研究者に提供したシーボルトは、Caprellaに対応する和名としてwarekara(ワレカラ)を挙げている[6]



イメージ 21

これは、ワレカラの本を購入すれば載っています


イメージ 22



イメージ 23

ちなみに、この絵は畑中さんではなく、青木先生ご自身の絵

採集の方法など
殺さないように短時間でやるように。

イメージ 24


ダイバーが撮る写真には背景が映えるシロガヤが多いけど、海藻にもついている

イメージ 25



イメージ 26


私がメモをとっていないだけでなく、

時間がなくなってきたので、青木先生 すっ飛ばし気味・・・ 

イメージ 27

我からの特徴の見分け方

イメージ 28


頭・足・棘(頭)・バランスだそうです。


イメージ 29



イメージ 30



イメージ 31


イメージ 32





イメージ 33



イメージ 34


深海にすむワレカラもいて 少し大きめ
2-4mm 目が退化してないそうです。

イメージ 35

イメージ 36




イメージ 37



イメージ 38


参考になるワレカラ図鑑 → クリック



本日のポイント

1.甲殻類 節の数  いーやーろー

2.甲殻類の足の用語 いっし、にし、おお、いっこ、にこ、が、いっこ、にこ

2.甲殻類の節の用語 しぜわちざきて

3.ワレカラの見分け方 頭・足・棘(頭)・バランス


おしまい
*青木先生には許可とっています。